お地蔵さまってどんなお方なのでしょう?

   
     村のはずれのお地蔵さんは  いつもニコニコ見てござる

   童謡にもうたわれて、幼い頃から私たちに親しみ深い仏さまは、何と申しましても「お地蔵さま」です。
 道端、山の麓、橋のたもと、町の中、本当にどこにでもおいでになって、よーくお会いします。
 ところで、お地蔵さまってどんなお方なのでしょう……。
 仏教には様々なお役目の仏さまがおいでになりますが、「菩薩」という仏さまのお仲間があり、お地蔵さまも
 その中のお一人で、正しくは「地蔵菩薩さま」とお呼びします。
   「菩薩」は、修行を積みお悟りを開いて、お釈迦さまのような最高の仏さまになることを目指しながら、
 それ以上に、迷い苦しむ生きとし生けるもの全てを、 残らず、仏さまの世界、安らぎの世界へ導くことを
 第一の目的として、ご活躍の仏さま方のことで、特に地蔵菩薩さまは、いつでも、どこでも、誰にでも、
 すぐに飛んでいって、救いの手を差し伸べようとされているお方です。そのため、お地蔵さまはどなたも
 旅姿なのです。
   また、お地蔵さまのことを「代受苦の仏さま」とも申し上げますが、字の通り、私たちの苦しみを代わって
 引き受けてくださる仏さまなのです。
   お墓には、六地蔵と呼ばれるお地蔵さま方がおいでです。たとえば、民話の「笠じぞう」 も六地蔵さま
 ですね。
 六地蔵さまの六は、六道といって、私たち人間が落ち込むであろう苦しみの六つの世界、「地獄道」
 「餓鬼道」「畜生道」「修羅道」「人間道」「天上道」を指し、それぞれにお一人ずつ、お地蔵さまは
 馳せ参じて、苦しみあえぐ者を救ってくださるとのことです。
   このようなお地蔵さまに、人々は昔も今もたくさんのことをお願いして参りました。
 いつの頃からか、お地蔵さまを拝みお慕いすると、十のご利益が頂けるといわれています。
   そのご利益とは……。

                 一、 お産を軽くして下さる。水子の霊位を護って下さる。
                 二、 身体を健康にして下さる。
                 三、 あらゆる病気を癒して下さる。
                 四、 長生きできるようにして下さる。
                 五、 勉強ができるよう、学問がすすむよう、賢くして下さる。
                 六、 財が出来るよう力をお貸し下さる。
                 七、 他の人々から好かれ敬われるように導いて下さる。
                 八、 作物、穀物がよく実るようにして下さる。
                 九、 神仏のご加護があるよう共に祈って下さる。
                 十、 お悟りを開くことのできるようお導き下さる。

   お地蔵さまは本当にありがたい仏さまでございます。
 どのお方も「慈眼視衆生」(暖かいまなざしで私たちを見つめて)、「代受苦」(いつでも私が苦しみを
 代わってあげよう)と、手を差し伸べてくださっています。
   そうそう、皆さんがよくご存じの、あのこわーい閻魔大王さまも、実は「すべての人々が極楽往生
 できますように……」と慈愛の手を差し伸べるため、あの世に出向かれたお地蔵さまの変身されたお姿に
 他なりません。
   さて、地蔵盆はお地蔵さまに報恩感謝を申し上げる年に一度の縁日です。「数珠くり」は、百八つの
 珠をくって、自己の欲垢煩悩を取り除き、清浄な心でご先祖の菩提、家内安全、子孫長久、除災招福、
 身体健全、心願成就を祈念する、誠にありがたいお勤めでございます

多聞寺地蔵苑六地蔵尊石像
水子供養 兵庫県
           地蔵苑恒例行事
    毎年8月23日 地蔵盆万燈供養会
  
    ・供養内容…先祖代々諸精霊送り火供養
               水子・育児地蔵尊供養

  供養時間 午後5時〜8時30分迄(随時お勤めいたします)
地蔵尊に沢山のローソクを灯し、水子の霊位、亡き人の冥福をお祈りいたします。
ローソクの点灯は、日没より行いますので、午後7時頃の参拝をおすすめします。
         (心洗われるような、とても美しい光景です。)

当日、境内では「お子さま向けの夜店」を行っております。ポップコーン・ヨーヨー釣り・
綿菓子・ジュース等、すべて無料です。ご家族、お子さま連れで、夕涼みがてら
多聞寺の地蔵盆にお参り下さい。
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       花を摘んでは 
           お地蔵さまに
        水を汲んでは
           お地蔵さまに
      遊び疲れて お地蔵さまの
      み手に抱かれねむっている 
      忘れぬ我が子を思うたび
     お地蔵さまの限りない御恩が
    こみあげてきて この美しい美しい
      お地蔵さまに 手を合わす
  多聞寺水子地蔵菩薩像        水子観世音菩薩像
やむを得ない事情で、祝福されることなくひっそりと葬られた小さな魂が闇から闇へとさまよっています。 
また、赤ん坊・小さな子供のうちに亡くなった霊魂たち。

初節句、七五三、おひなさま、こいのぼり、入学、就職結婚と、若し生まれていれば、もし生きていれば
希望に満ちた人生を歩んでいたに違いありません。

両親の期待も空しく、不幸にして水子となった、又小さく亡くなった、小さな魂に何をしてあげることが
できるでしょうか。 親として何もできなかった哀しみ癒せるものではありません。 せめて今からでも供養を
してあげるべきでしょう。

お地蔵さまの深い慈悲が、さ迷える小さな魂を救済し、親と子の永久の愛を結びつけてくれること
でしょう。 生命の灯火というものを知らなかったこの子たちにせめて心からのご供養を。 合掌



                       
                            
〈供養方法〉
  
            
水子供養をご希望の場合は、事前にご連絡ください。


      
例1・ お地蔵さまをお祀りし ご供養いたします。(永代供養)5万円
      例2・ 塔婆を建て 水向けご供養いたします。
1万円


         (水子地蔵石像の金額、また塔婆供養の金額等は
                        お気軽にメール・電話でお問い合わせ下さい。)


※土曜・日曜は、法事等多忙にしております為、平日のご供養をお願い致します。
水 子 供 養